2016年12月31日

コマンド履歴の保存数を増やすには?

Bashはコマンドの実行履歴を保持しています(コマンド履歴)。コマンド履歴の保存数は、環境変数HISTSIZEとHISTFILESIZEで設定します。環境変数HISTSIZEには保存する履歴数を、環境変数HISTFILESIZEはコマンド履歴を保存するファイル「~/.bash_history」に履歴を保存する数を規定します。デフォルトではいずれも「1000」となっています。

$ echo $HISTSIZE
1000
$ echo $HISTFILESIZE
1000

この値は、Bashの初期化ファイル「~/.bashrc」で変更できます。以下のような箇所がありますので、数値の部分を変更してください(変更が反映されるのはBashの再起動後です)。

# for setting history length see HISTSIZE and HISTFILESIZE in bash(1)
HISTSIZE=1000
HISTFILESIZE=1000

次のようにすると、設定変更をすぐに反映できます。

$ exec bash

2016年12月30日

パッケージの情報を表示するには?

パッケージの情報を表示するには、パッケージ名を指定してapt showコマンドを実行します。例えば「vim」パッケージの情報を見たい場合は、次のコマンドを実行します。

$ apt show vim


2016年12月29日

ホームディレクトリの使用量を調べるには?

ディレクトリごとの使用量はduコマンドで調べることができます。カレントディレクトリがホームディレクトリなら、次のコマンドを実行します。

$ du -sh .
12M     .

もちろん絶対パスで指定してもかまいません。

$ du -sh /home/north
12M     /home/north

-sは引数に指定したディレクトリの合計容量のみを表示するオプション、-hは読みやすい単位で表示するオプションです。

2016年12月28日

プロンプトの形をRHEL/CentOSと同じにするには?

ふだんRHELやCentOS、FedoraなどのRed Hat系ディストリビューションを使っていると、Ubuntuでのデフォルトプロンプトが気になるかもしれません。プロンプトをRHEL/CentOSと同じ書式にするには、~/.bashrcファイル(ホームディレクトリ直下にある「.bashrc」ファイル)の末尾に次のコマンドを追加します。

export PS1='[\u@\h \W]\$ '

Bashを再起動するか、次のコマンドを実行します。

$ exec bash

これでRHEL/CentOSと同じ書式のプロンプトになりました。元の書式に戻すには、追加した一文を削除し、Bashを再起動してください。

2016年12月27日

日本語のマニュアルを表示するには?

コマンドのマニュアルを表示するmanコマンド。BoWでは、デフォルトの状態ではほとんどのコマンドが英語版のマニュアルしか用意されていません。しかし、日本語マニュアルのパッケージを導入すれば、多くのコマンドが日本語でマニュアルを閲覧できます。日本語版マニュアルパッケージは、次のコマンドでインストールします。

$ sudo apt install manpages-ja

ただし、日本語表示が乱れてしまい、かえって読みづらいこともあります。

2016年12月26日

/etc/hostsにホスト名を設定しよう

Bash on Ubuntu on Windowsをインストールしたあと、最初に設定しておきたいのがホスト名(コンピューター名)です。sudoコマンドなどを使うと、次のような警告メッセージが出てきます。



この警告メッセージを消すには、Windowsのコンピューター名を/etc/hostsファイルに記述します。このファイルは管理者権限がないと編集できません。管理者権限を使うにはsudoコマンドを使います。また、編集をするエディタはnanoエディタがよいでしょう。「sudo nano /etc/hosts」を実行してください。



すると、次のような画面が開きますので、1行目(エディタの画面だと3行目)の「localhost」の次にスペースを入れて、Windowsのコンピューター名(ここではWIN10)を記述します。



入力が終わったら、「Ctrl」+「X」、「y」、「Enter」の順に押して保存終了してください。

なお、/etc/hostsファイルは、ホスト名の名前解決(IPアドレスとホスト名の変換)に使われる設定ファイルです。

2016年12月25日

Ubuntuのバージョンを調べるには?

LinuxディストリビューションのUbuntuは、年に2回、新バージョンがリリースされます。例えば2016年10月にリリースされた版は「Ubuntu 16.10」のように「年.月」で表されます。リリースされるのは4月と10月です。

通常のサポート期間はリリース後1年ちょっとですが、2年に一度リリースされるLTS(Long Term Support)版は5年にわたってセキュリティアップデートなどのサポートが続きます。長く使い続ける場合はLTS版が良いわけです。

Bash on Ubuntu on Windowsに使われているバージョンを確認するには、lsb_releaseコマンドを実行します。Ubuntu 14.04 LTSが使われていることが分かります。最新のLTS版は16.04なので、少し古いバージョンなのですね。



なお、バージョン末尾の「.5」は、Windowsでいうと「SP5」のようなものです。

2016年12月24日

Bash on Ubuntu on Windowsのホームディレクトリはどこにある?

Bash on Ubuntu on Windowsからアクセスできるファイルシステムは、Windowsでは「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\lxss」フォルダ以下に配置されています。



ホームディレクトリは、lxssフォルダ直下にあるhomeディレクトリ内に、ユーザーごとに作成されます。

上記のようにエクスプローラーからもアクセスできますが、WindowsとLinuxはファイルシステムの構造が異なるため、ファイルを書き換えたりするとトラブルの原因になります。ファイルの確認程度なら問題ないでしょうけれども、これらのフォルダにあるファイルをBash on Ubuntu on Windows側とWindows側で共有する、といった使い方は避けてください。

2016年12月23日

Bash on Ubuntu on Windowsのインストール

Windows 10のAnniversary Update(バージョン16.07)にて、Bash on Ubuntu on Windows(Bash on Windows、以下BoW)が利用可能になりました。ただし、標準ではインストールされませんので、以下の手順でセットアップしてください。

1. 開発者モードへの切り替え

スタートメニューから歯車アイコンをクリックして「設定」を表示します。



「更新とセキュリティ」をクリックします。そして、左のメニューから「開発者向け」を選択し、「開発者モード」をクリックして有効にします。



2. Windows Subsystem for Linuxを有効にする

次にコントロールパネルから「プログラムと機能」を呼び出し、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。



Windowsの機能ウィンドウが開きますので、「Windows Subsystem for Linux (Beta)」にチェックを入れます。OKボタンを押すとウィンドウは閉じます。



Windowsが再起動されます。

3. Bashの起動とUbuntuのインストール

コマンドプロンプトを起動して「bash」コマンドを実行します。または、検索ウィンドウで「bash」を検索し、「bash.exe」を実行してください。次のような画面になります。



「y」を入力すると、Ubuntuのインストールが始まります。



4. ユーザーアカウントの設定

インストールが終わると、ユーザーアカウントの登録が始まります。ユーザー名とパスワードを設定してください。Windowsのユーザーとはまったく関係なくても問題ありません。

これでセットアップは完了です。スタートメニューにも「Bash」が登録されているはずなので、そこからBoWを起動できます。



2016年12月1日

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